入れ歯治療
入れ歯治療
入れ歯治療
入れ歯が痛かったり、合わなかったりすると、食事を楽しめなくなってしまいます。痛みを感じる入れ歯や、合わないと感じる入れ歯をそのまま使い続けても、痛みが治まったり、入れ歯がお口に馴染んできたりすることはありません。
入れ歯が痛い場合や合わない場合は、まず、何が原因で入れ歯を入れると痛くなってしまうのかを追求し、原因をはっきりさせてから問題を解決する必要があります。
部分入れ歯と総入れ歯
入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯があります。部分入れ歯は、部分的に歯が無くなってしまった部分を補うもので、全ての歯を失ってしまった場合に用いられるのが総入れ歯です。
部分入れ歯は、残っている歯に金属製のバネをかけて入れ歯を固定させます。総入れ歯は、部分入れ歯のように固定源がないため、下顎は歯茎の盛り上がった部分に被せるように乗せ、上あごは入れ歯の床の部分を顎の大きさにぴったり合うように作ります。
入れ歯が痛いとき
だいぶ前に作った総入れ歯が痛い場合は、現在の歯茎の状態と入れ歯の形が合っていない可能性があります。年齢を重ねるとともに、歯が無くなってしまった後の顎の骨は減少していきます。顎の骨が痩せてくると歯茎の状態も変化し、歯茎と入れ歯の間に隙間が生じてくるのです。この場合は、隙間が空いて入れ歯が安定しないことで痛みを引き起こすと考えられます。
入れ歯と歯茎の間に隙間ができていると、歯茎にも負担がかかり、歯茎が傷ついている可能性もあります。歯茎に傷がついている場合は、まずは傷を治療してから型取りをし、今の歯茎の状態に合わせた入れ歯を作り直します。
また部分入れ歯の痛みは、金具をひっかけているご自身の歯が歯周病などでグラグラすることで、入れ歯が動き、痛みを感じている可能性があります。この場合は、歯周病を治療するか、他のグラグラしない歯に金具をかけるかして対応をします。
入れ歯が合わないとき
入れ歯が合わないときも、入れ歯が痛いときと同様に顎の骨が減少して、歯茎と入れ歯の間に隙間ができてしまっている可能性があります。この場合は、入れ歯自体を作り直すことになります。
また、嚙み合わせが安定していないために入れ歯が安定しないケースもあります。この場合は、嚙み合わせを安定させたうえで型取りをし、新しい入れ歯を作製しています。